活動紹介

2025.05.02 保護司組織活動活性化事業

保護司組織活動活性化事業に対する助成について

保護司組織活動活性化事業に対する助成は 更生保護法人立川更生保護財団及び ㈱ひまわりサービス からのご厚意による助成金を基に、保護司組織が実施する安全安心な地域社会を実現するための効果的な活動、更生保護関係団体相互の連携の強化や他の団体を含む地域ネットワークの構築に資する活動、保護司適任者の確保や保護司会の活力の増強に資する活動等に対し実施しています。このページでは保護司組織の活動報告書からその一部を紹介します。


北多摩東地区保護司会(東京都)

【活動の名称】「たまりば」の会・みかづき学習塾

更生保護女性会のほか、社会福祉協議会・教育委員会が共催団体となっている事業です。市のスクールソーシャルワーカーから紹介された不登校の子どもたちの学習支援や進路・生活相談にのるなどの連携活動を行うほか、子どもたちの居場所として、また地域住民の交流の場として保護司会が地域の中で大きな役割を果たしています。(全国保護司連盟)

 

【活動の目的・趣旨】

子どもたちの安心、安全な居場所や地域住民の交流の場を提供する。

不登校の子供達への学習支援


【活動の実施状況】

(「たまりば」の会)

みんなの食堂「たまりば」お年寄りから幼児まで誰でも参加できる食堂として市内公民館で14回開催。参加者延べ342名(うち子ども200名)

季節に合わせた食材を子どもと一緒に調理することもある。

教育委員会の後援を受け、近隣小学校へチラシ配布。

 

(みかづき学習室)

食堂の活動の中で、参加者に不登校の子どもが複数いたことから食事前に学習室を開くようになった。市の子ども家庭支援センターの職員が訪れたことで、市から不登校の子ども達を紹介されるようになった。

年間通して毎週水曜日15時から17時の間、都営住宅の集会所を借りて、小学生から高 校生の学習支援と居場所事業を行っている。

参加者は小学1年、2年、3年、5年、6年生 各1名、中学2年生 2名、高校2年、3年生 各1名


【活動の実施による効果】

(「たまりば」の会)

地域のつながりが希薄になっている現在、そこに行くと地域の人の顔が見える、話ができ るという居場所になっている。会を通じてつながることで笑顔が生まれている。


(みかづき学習室)

小中学生にはその子どもの実力に合ったドリルや問題集を選んでいる。

分からなくなった個所からもう一度学習を開始している。

九九や割り算の筆算等から始め、少しずつではあるが、理解し、学んでいる。


【配慮・工夫をした点・今後の課題等】

(「たまりば」の会)

地域の課題として、居場所の必要性を強く感じ、より多くの居場所が市内のあちこちにで きることを期待し、「居場所づくり連絡協議会」を立ち上げた。  


(みかづき学習室)

不登校の子どもや、勉強の遅れのある子ども、学習障害など課題を抱えている子どもたち も参加している。

学習支援だけでなく、一人一人が抱えている課題を解決するために話を聞き、自治体の支 援にもつなげている。

(令和5年度助成事業)