2025.05.20 保護司組織活動活性化事業
【金沢(神奈川県)】青少年への薬物乱用防止の草の根活動



保護司組織活動活性化事業に対する助成について
保護司組織活動活性化事業に対する助成は 更生保護法人立川更生保護財団及び ㈱ひまわりサービス からのご厚意による助成金を基に、保護司組織が実施する安全安心な地域社会を実現するための効果的な活動、更生保護関係団体相互の連携の強化や他の団体を含む地域ネットワークの構築に資する活動、保護司適任者の確保や保護司会の活力の増強に資する活動等に対し実施しています。このページでは保護司組織の活動報告書からその一部を紹介します。
金沢保護司会(神奈川県)
【活動の名称】青少年への薬物乱用防止の草の根活動
近年、若年層の薬物乱用の広がりが問題となっています。児童生徒を対象とした薬物乱用防止教室に加え、多くの地域住民が参加するイベントにおいても啓発活動を行うことで、保護司会が中心となり、社会福祉協議会などと連携して地域の中で薬物乱用防止活動を展開しています。(全国保護司連盟)
【活動の目的・趣旨】
薬物乱用防止活動は、当保護司会が重点事項と位置付ける活動の一つであり、大麻等乱用の若年層への広がりが地域社会の重大な課題となる中、区内全32校(約3,000名)を対象とした小・中学校での薬物乱用防止教室、「金沢まつり・いきいきフェスタ」等、犯罪予防活動の一環として地域に密着した薬物乱用防止の啓発を行うことで、地域から不正薬物を根絶し、安全安心な地域社会を実現することを目的にしている。
【活動の実施状況】
下記のとおり、青少年への薬物乱用防止の草の根運動の活動を行った。
●「薬物乱用防止教室」を金沢区内の小学校18校、中学校6校(保護司講師延べ24名)で計2,479名に実施した。その薬物乱用防止教室でパネル及び違法薬物等の標本も展示した。
●10月21日に開催された「金沢まつり・いきいきフェスタ」に出展した。保護司18名が出席し、薬物乱用防止パネルを用いて、来場者の青少年に薬物乱用防止の啓発を行った。
薬物乱用防止チラシは2,000部を配布した。
●金沢区では地区毎の “社会を明るくする運動” 大会を実施しているが、2名の保護司が講師となり、2地区で計120名に薬物乱用防止に関する講演を行った(同席保護司4名)。その講演の際に、パネル及び違法薬物等の標本を展示した。
●11月11日開催の「いきいきセンターまつり」に薬物乱用防止活動の紹介コーナーでパネル展示を行った。参加保護司は3名。
【活動の実施による効果】
●「薬物乱用防止教室」でパネル及び違法薬物等の標本も展示することにより、視覚に一層訴えることができ、知識理解の一助になった。
●10月21日開催の「金沢まつり・いきいきフェスタ」に出展した時に、薬物乱用防止パネルを掲示して、パネルを見ながら来場者に薬物の知識や怖さ等について説明したので、非常に分かり易かった。違法薬物等の標本や飲酒体験ゴーグルも展示した。
●金沢区では地区毎の“社会を明るくする運動”大会を実施しているが、保護司が薬物乱用防止に関する講演を行う時に、パネル及び違法薬物等の標本を展示して理解を深めることができた。
●11月11日の開催「いきいきセンターまつり」に薬物乱用防止パネルと動画を展示。
【配慮・工夫をした点・今後の課題等】
●小中学校での「薬物乱用防止教室」では、如何に薬物乱用の内容を理解してもらうかと言う点で、「講義+パネル+標本」を適宜内容に合わせ効果的に活用した。
●10月開催の「金沢まつり・いきいきフェスタ」では、来場者の多様性に考慮し薬物乱用を理解頂くために、「パネル+違法薬物等の標本+飲酒体験ゴーグル」を活用した。
●地区毎の“社会を明るくする運動”大会で保護司が薬物乱用防止の講演を行った時に、「パネル+違法薬物等の標本」を用いて理解を深めるように工夫した。
●11月11日開催の「いきいきセンターまつり」に「パネルと動画」を同時に掲示した。
(令和5年度助成事業報告)