活動紹介

2025.12.18 保護司組織活動活性化事業

会場受付の様子。ピンクのポロシャツを着ているのが当保護司会スタッフ 開演前 会場の様子 落語会でのトークショー 左から、新任保護司候補者(令和5年12月に委嘱)、長崎保護観察所稲田所長、司会者 開演中の観客席の様子

保護司組織活動活性化事業に対する助成について

保護司組織活動活性化事業に対する助成は 更生保護法人立川更生保護財団及び ㈱ひまわりサービス からのご厚意による助成金を基に、保護司組織が実施する安全安心な地域社会を実現するための効果的な活動、更生保護関係団体相互の連携の強化や他の団体を含む地域ネットワークの構築に資する活動、保護司適任者の確保や保護司会の活力の増強に資する活動等に対し実施しています。このページでは保護司組織の活動報告書からその一部を紹介します。

 

佐世保地区保護司会(長崎県)

【活動の名称】保護司もかっちぇて落語会

多くの参加者が見込まれるイベントでは広報の効果が高いことから広報活動を実施する保護司会も多い。落語を楽しんでいただくイベントで、若手の保護司委嘱予定者に登壇いただいて行った保護司についてのトークショーは、若い世代にも保護司を身近に感じてもらうことにより保護司候補者の確保につながることが期待できるイベントとなっています(全国保護司連盟)

                                                                                       

【活動の目的・趣旨

 犯罪や非行をおこさないまちづくりには、人々に笑いが溢れ、人情味豊かな日常生活を醸成することにあると考え、今回、落語会を開催して、明るい社会の基盤づくりとしたい。


【活動の実施状況】

1)開催日時:令和5年8月25日(金)18時から20時30分

2)会 場 :佐世保コミュニティセンター

3)参加者 :約500人

4)チラシ等:3,000枚(一般市民・町内会長・公民館長・保護司会ほかに配布)看板1脚

5)出演者 :入船亭扇遊、瀧川鯉昇、佐世保かっちぇて落語っ子(6人)

6)後 援 :佐世保市・佐世保市教育委員会・佐世保市社会福祉協議会・長崎新聞社・テレビ佐世保


【活動の実施による効果】

1)従来の屋外での啓発活動のように「呼びかける」一方通行型と比べて、噺家と聴衆が時間・空間を共有する対話型の啓発活動ができ、市民に対して、より深化した「社会を明るくする運動」とすることができた。

2)屋外での活動のように天候に左右されることなく実施することができた。

3)東京など「中央で活躍される著名な噺家」に出演してもらうことで参加者に笑いとともに日本の伝統文化に触れてもらうことができ満足していただけた。

4)上演の中盤に長崎保護観察所長、12月委嘱予定の若い保護司候補者、佐世保かっちぇて落語会の主催者により、「保護司活動について」をテーマに「①更生保護及び保護司の活動内容説明(保護観察所長)」、「②保護司としての具体的な活動についての意見交換」、「③委嘱予定保護司の自己紹介と抱負」、「④保護司に興味のある方たちへの呼びかけについて」のトークショーを取り入れたことで、参加者に更生保護活動をより身近に捉えてもらうことができた。

特に、若い保護司候補者の出演は、若い保護司を身近に感じてもらうことで、①若い方に更生保護活動に対する興味と理解を持ってもらうこと、②年長者も近くの人に声掛けをしやすくなるような雰囲気を作るなど、保護司発掘を幅広いものにすることなどが期待でき、当日の参加者の中に地元の保護司の存在を初めて知り、今年も参加された地元保護司の勧めで委嘱予定の人が現れるという効果があった。


【配慮・工夫をした点・今後の課題等】

1)観察所の協力を得て「H@」のお知らせにチラシを掲載し、保護司への周知を行った。

2)地元で活動している「佐世保かっちぇて落語っ子」及び市内の落語愛好家の協力を得ながら、保護司会主催の「保護司もかっちぇて落語会」の案内チラシと「保護司会だより」を配布し、市民へ参加の呼びかけを行った。

3)開催日や開催時間帯の設定が難しかった。

4)参加者の把握をイベント専門業者(特定非営利活動法人Soup‐up佐世保)に依頼して準備活動の効率化を図った。

(令和5年度事業)


佐世保地区保護司会の紹介ページ

https://www.kouseihogo-net.jp/hogo/hogoshi/hogoshi_support/index/1262