活動紹介

2025.12.26 保護司組織活動活性化事業

保護司組織活動活性化事業に対する助成について

保護司組織活動活性化事業に対する助成は 更生保護法人立川更生保護財団及び ㈱ひまわりサービス からのご厚意による助成金を基に、保護司組織が実施する安全安心な地域社会を実現するための効果的な活動、更生保護関係団体相互の連携の強化や他の団体を含む地域ネットワークの構築に資する活動、保護司適任者の確保や保護司会の活力の増強に資する活動等に対し実施しています。このページでは保護司組織の活動報告書からその一部を紹介します。


熊本県保護司会連合会

【活動の名称】地区保護司会ICT化、デジタル化のための取組

保護司専用ホームページ(H@)が立ち上がったことから、報告書の提出もH@を使用して提出できるようになりましたが、H@に登録し、実際に活用できている保護司の割合はまだあまり多いとはいえません。利用を促進するようマニュアルを作成する保護観察所等もありますが、熊本県保護司会連合会では、H@の登録普及が遅れ気味の保護司会に直接出向き、登録や使用方法について説明することでICT化への理解を深めるなどの効果を得ることができました。(全国保護司連盟)

 

【活動の目的・趣旨】

 当該連合会は16地区保護司会あり、令和3年度から少しずつICTに向けて準備を進めているところであるが、タブレットやパソコンの扱い、デジタル化に消極的であったり、事務局体制が役員中心で、機器の扱いに不慣れな保護司が多い地区保護司会も少なくない。ICT化・デジタル技術の向上に向けて当連合会として、地区保護司会とメールや文書のやり取り、リモート会議等地区保護司会が同じレベルでできるよう、昨年度に続くICT担当保護司研修を更に小規模で丁寧に実施することにより、地区レベルのICT化の底上げを図るものである。


【活動の実施状況】

2月16日 阿蘇地区保護司会「ICT研修」

会場費が高額であったが、広範囲の地区であるため、地区の中心部で行い、Wi-Fi環境が整っている場所で実施。プロジェクタースクリーンによりH@の紹介を行い、その後質問等を受けた。また、すでに登録している保護司以外の希望する保護司に登録の支援を行った。 

2月22日 芦北地区保護司会「ICT研修」 

参加保護司19名であったため、希望者はPC、タブレット等を持ち込んで行うこととした。主にH@の紹介とH@でどのようなことが出来るか等説明。H@の登録者は特に少ない地域であったため、希望する保護司に前に出てもらい、実際に登録のデモンストレーションを行った。


【活動の実施による効果】

地区に出向いて保護司と直接話をすることで、多くの意見を聞いたり、地区の実情、環境等を見ることができた。また、多くの保護司にH@、デジタル化の実際、その利点等を理解してもらえた。

保護司がパソコン等を持参し、直接H@の登録や操作方法等の指導を行い、数名の登録ができた。

アカウントはできているが、パスワードの登録まで至っていない保護司が多く見られたので、登録の手順について、説明を重ねた。


【配慮・工夫をした点・今後の課題等】

地区の代表者(ICT担当保護司)の研修が保護観察所で行われているが、地区に浸透する事が難しい状況がある。そのため、研修を希望する保護司会(今回は遠隔地から選抜)において、研修を実施した。                

参加者が少ない地区においては、希望者はPCやタブレットを持ち込んで研修を実施。       H@の紹介やH@で何ができるか、一人でも登録をしてもらう、等を主体にして研修を実施した。

ICT担当保護司(県保連で依頼している情報処理の専門家・保護司)と一緒になって、可能であれば、全部の地区保護司会を回って保護司とコミニュケーションを取ながら、H@、タブレットを広く知ってもらうことや利用促進を図っていきたい。

年齢が高い人は操作が難しく、必要としない考えの保護司もいる。

(令和5年度助成事業)