活動紹介

2025.12.17 保護司会活動

彦根保護区保護司会(滋賀県)

近畿地方保護司代表者協議会で平田会長が基調講演をしました(11月18日)


 令和7年11月18日、神戸市において「近畿地方保護司代表者協議会」が開催され、当会からは平田敦之 会長と小川隆史 副会長が参加しました。

 本協議会は、近畿地方の保護司および更生保護施設の代表者が一堂に会し、更生保護活動の推進において直面する緊要の課題について研究・協議を行うことで、更生保護の一層の充実と発展を図ることを目的としています。また後半では、直近の法改正や次年度予算要求の概要説明も行われ、全体的な動きを把握する貴重な機会となりました。 


 今回の研究協議では、当彦根保護区保護司会の平田敦之会長が「立ち直り支援における地域での連携協力のあり方」と題して基調講演を行い、彦根保護区での取り組みや組織運営の工夫について、約75分にわたり発表しました。

 講演の中で平田会長は、後半のグループ討議に向けて次の3つのテーマについて問題提起を行いました。

1、生きづらさを抱えた対象者が地域で暮らしていくために

2、更生保護の精神を地域に浸透させていくために

3、やりがいを感じられる保護司会活動と保護司会長の役割

 さらに、保護司会運営において、育てる・任せる・支えるを基本としていることや、過去に例がないことこそ、未来に必要な挑戦であること、そして、再犯防止は法の力だけではなく、人のぬくもりでこそ成り立つと信じていると報告されました。


 参加者からは多くの反響があり、協議会終了後には各方面の保護司会から「今後も継続して意見交換をしたい」との声が寄せられ、早速、彦根を中心とした情報共有のためのグループLINEが立ち上がるなど、大きな盛り上がりを見せました。