2026.09.03 保護司組織活動活性化事業
【豊川保護区】豊川市社会を明るくする運動
保護司組織活動活性化事業に対する助成について
保護司組織活動活性化事業に対する助成は 更生保護法人立川更生保護財団 及び ㈱ひまわりサービス からのご厚意による助成金を基に、保護司組織が実施する安全安心な地域社会を実現するための効果的な活動、更生保護関係団体相互の連携の強化や他の団体を含む地域ネットワークの構築に資する活動、保護司適任者の確保や保護司会の活力の増強に資する活動等に対し実施しています。このページでは保護司組織の活動報告書からその一部を紹介します。
豊川保護区保護司会(愛知県)
【活動の名称】豊川市社会を明るくする運動
犯罪や非行の防止と、立ち直り支援への正しい理解を深めていただくための広報活動として、“社会を明るくする運動”が行われ、7月の強調月間を中心に、全国の保護司会では様々な取組を実施しています。しかし、「保護司」に比べ「社会を明るくする運動」の地域社会における認知度は、低いことが問題となっています。そのために豊川保護区保護司会では同運動の見直しを図り、問題点を丁寧に検討して活動を発展させています。(全国保護司連盟)
【活動の目的・趣旨】
コロナ禍の収束に伴い、本保護区活動も以前の状態に戻りつつあることから、保護司会としての中心的取り組みである「社会を明るくする運動」の現状を見直しながら、さらなる運動の趣旨の具現化を図ることとした。
「豊川市防犯推進計画(令和7年3月)」策定のための調査では、「保護司」の認知度は53.3%だったが、「社会を明るくする運動」の認知度は僅か5.7%、「再犯防止関係団体を知らない」は34.9%であり、今までの活動の見直しが求められた。令和6年度の目的として「社明運動の趣旨を広く市民に周知する」を掲げ活動内容を見直した。
【活動の実施状況】
ア)市内10か所の街頭啓発活動 (令和6年7月1日実施)
・保護司、更生保護女性会、協力雇用主会、青少年健全育成委員、少年指導委員、豊川警察署等 延べ125名参加
コロナ禍前の活動状態に戻し、本部活動(街頭啓発出発式)を7月1日に実施し、10中学校区では、街頭啓発の活動場所、実施日及び時間帯を各校区でより効果的な方法に見直して実施した。
イ)市内の小学5・6年生及び中学生に向けた作文募集
・児童生徒8,979名に募集チラシ配布 応募点数5点
令和5年度までは、市内10中学校のうち1校を輪番により指定した巡回型で実施してきたが、本来の作文取組みの意義である、“社会を明るくする運動”の裾野を広げる目的が達成できないという理由により、令和6年度からは、中学生と小学5・6年生を含めた児童・生徒の募集に変更した。
ウ)社明運動推進強調月間におけるケーブルテレビ・電光掲示板による広報活動
・ケーブルテレビ(CCNet)及び豊川警察署電光掲示板:令和6年7月1日~31日
エ)社明運動推進強調月間における市図書館との連携企画展(図書館コラボ)
・展示期間:令和6年6月20日~7月16日 啓発物品の配布:1,000個
豊川市中央図書館が実施する「図書館コラボ展示」は、展示ブースを設けて市役所各課が実施する事業等を市民にPRすることに合わせ、事業をより詳しく知ってもらうための関連図書を展示する。
7月の強調月間に実施した「社会を明るくする運動 図書館コラボ展示」の主な展示物は、次のとおり。
・関連図書「非行・犯罪からの立ち直り」「犯罪はなぜ繰り返されるのか」などの72冊(貸出対応可)
・掲示物「社会を明るくする運動標語」「社会を明るくする運動とは?」「更生保護ってどういうこと?」「保護司ってどんな人?」「犯罪や非行について相談できるの?」
・過去の社会を明るくする運動作文集
・絵本「コウくんときいろいはね」
・ホゴちゃんパネル、社明運動啓発ポスター、のぼり旗、チラシ各種、啓発物品各種
オ)第32回豊川市社明運動推進大会の実施 (令和6年12月7日開催)
・保護司、更生保護女性会、協力雇用主会、青少年健全育成委員、少年指導委員、豊川警察署等 延べ172名参加
・社会を明るくする運動作文募集優秀賞2点の意見発表
・保護司会・更生保護女性会・協力雇用主会による団体活動報告
・愛知県警防犯活動専門チーム“のぞみ”による防犯講演会
令和5年度までは、強調月間である7月下旬に実施していたが、部活動の大会等と重なることを考慮し、令和6年度からは、児童・生徒が参加しやすいと思われる2学期末テスト終了の、11月下旬から12月上旬に実施することにした。
大会内容も見直し、善行児童生徒顕彰と中学校吹奏楽部演奏を、令和5年度をもって取りやめ、令和6年度は「社明運動の趣旨を広く市民に周知する」という活動目標を掲げ、更生保護団体活動紹介と防犯講演会を新たに取り入れた。
カ)定期的に保護司会の活動等を周知するための保護司会ホームぺージの立ち上げ検討
・ページ構成や公開後の運用について検討
・令和7年度上旬の公開を目指し作業実施
【活動の実施による効果】
・学校巡回型で実施していた作文募集を、市内全域の小学5・6年生及び中学生に広く募集し、小中学生本人はもとより、その保護者にも本運動の趣旨や目的を周知した。
・街頭啓発箇所を増やしたことだけでなく、実施後の振り返りを行うことで、本運動へ主体的な関わりを持つ人を増やすことができた。
・社明運動推進大会では、「社明運動の趣旨を広く市民に周知する」という目的を持って 活動内容を見直したことで、社明運動の趣旨や更生保護団体の活動を伝える機会が持てた。
更生保護団体の活動報告は、各団体が自らの活動を顧みる機会にもなった。また、大会 参加者へアンケートを実施するなど、次年度以降の活動を見据えて取り組むことができた。
・社明活動とは常日頃からの取り組みであり、保護司活動はその中で重要な役割を担っている。
取り組みやその趣旨が持続的に社会に周知できるよう、保護司会が自ら管理運営するHPの立ち上げを検討することができた。また、持続的なHP運営ができる体制整備を目指している。
【配慮・工夫をした点・今後の課題等】
・街頭啓発活動では、活動の手応えがつかみづらいとの反省が多く出された。
次年度に向け、活動場所や時間帯などを再度検討や調整を進めている。
・小中学生の作文募集は、応募点数が極めて少なく、特に小学生部門では1作品のみだった。次年度は、犯罪や非行が身近にない小中学生への周知方法を検討している。
市教育委員会(学校教育課)に対して、作文募集の趣旨と巡回型から変更する内容を説明したが、教員の負担軽減の観点から新たな依頼は受け入れてもらえなかった。その中でも作文募集案内は、学校を通じて児童生徒に配布が可能だったが、応募は学校を通さず、児童生徒が保護者の同意を得て、個人で応募する方法になった。令和6年度の応募点数は少数だったが、募集方法を変更した初年度のため、学校や児童生徒・保護者に内容が浸透していなかったことが理由として挙げられる。また、教員と保護司の日頃からの関係を築くことが重要であると考えている。
・推進大会は、市広報誌への掲載や、校区によっては町内会関係者へ参加を呼び掛けたが市民の参加が22名と少ないことが大きな反省点となった。より多くの人に活動を知ってもらい、気軽に推進大会に参加してもらうPRの手法を検討することが必要である。興味を持って足を運んでもらう方法を検討している。
・街頭啓発実施場所をコロナ禍以前に戻したこと等により、活動に関わる人を増やすことができた。それにより、「より効果的に社明運動を知ってもらうにはどうしたらいいか?」 を主体的に考える人が増えた。引き続き保護司会が中心となり、更生保護女性会や協力雇用主会と共に「効果的な啓発活動の方法」や、「興味を持って足を運んでもらうための方法」 を検討していく。
(令和6年度事業)
全国保護司連盟ホームページ内、豊川保護区保護司会の紹介ページ
https://www.kouseihogo-net.jp/hogo/hogoshi/hogoshi_support/index/937
豊川保護区保護司会ホームページ(外部サイトに移動します)
https://toyokawa-hogoshikai.jimdofree.com/
