2026.05.25 保護司会活動
【彦根保護区】「居場所と出番づくり」を県が視察
彦根保護区保護司会(滋賀県)
「居場所と出番づくり」を県が視察
5月23日、彦根市福祉センターにおいて、彦根保護区保護司会が毎月開催している「シェアイベント」および市民参加型の植栽活動が行われました。当日は、滋賀県の再犯防止計画推進の担当部署である滋賀県健康医療福祉部健康福祉政策課の課長ら3名と、大津保護観察所長が視察に見え、現場での活動状況や運営体制をご覧いただきました。
また、滋賀県健康福祉政策課長には、バラ花壇へ新たなバラの苗木を植樹していただきました。この植樹は、滋賀県、大津保護観察所、そして彦根保護区更生保護ネットワーク協議会との連携と協働の証として行われたものです。
シェアイベントは、衣類や日用品を自由に持ち寄り、必要とする人が自由に持ち帰ることのできる地域交流事業として継続開催しているものです。単なる物品提供の場にとどまらず、来場者同士やスタッフとの何気ない会話の中から、生活困窮や孤立、生きづらさなどの「小さなSOS」を拾い上げ、必要に応じて専門機関や相談支援へとつなぐ“地域の見守り拠点”としての役割も担っています。
当日も多くの市民が訪れ、会場は終始和やかな雰囲気に包まれました。参加者同士の交流や、植栽活動を通じた自然なコミュニケーションが各所で見られ、こうした居場所づくりや声かけの積み重ねが、結果として犯罪や孤立の芽を未然に摘み取ることにつながっていることを、あらためて実感する機会となりました。
視察では、彦根保護区保護司会が運営する更生保護サポートセンターもご覧いただき、地域に根差した更生保護活動の実践や、細部にまで工夫を凝らした組織運営、地域住民との関係構築の取り組みなどについても説明を行いました。
また、意見交換の場では、同会が6年間にわたり継続してきた「居場所と出番づくり」を軸とした地域支援活動や、生きづらさを抱える人への伴走支援、行政・福祉・地域団体を巻き込んだネットワーク形成の成果について共有しました。さらに、滋賀県が新たに創設してくださった地域連携ネットワーク構築事業補助金についても、現場に即した効果的な活用方法などが協議され、今後の地域共生社会づくりに向けた大変有意義な意見交換の機会となりました。
